フジヤマナイル（2006年生、母スカーレットリボン）

フジヤマナイル（2006年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ナイル川」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したスカーレットリボンが22歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦3勝2着2回。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

7月5日、デビュー戦は船曳文士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月29日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2010年）

1月24日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた4戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランプリセイハに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、北岡敏弘結婚記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテンブレイクに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、とかちつくちて杯特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、チュニックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月19日、中3週で迎えた7戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、モエレフィールドに交わされて3馬身差の2着となった。

7月17日、中3週で迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、井野正宏祝三十歳特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた9戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、初音ミク生誕祭特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のワキノカイザーをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月25日、中4週で迎えた10戦目は、（株）山中秋桜HD特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。