ウイナーズマーチ（1987年生、母ジーエスシヤトレー）

ウイナーズマーチ（1987年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時10歳）と交配したジーエスシヤトレーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣一彦。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

8月13日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったダイカツリュウセイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアイネスマジックに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1990年）

5月6日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた4戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月5日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったハヤテノボルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

4歳（1991年）

8月16日、約11か月の休み明けで迎えた11戦目は、大沢信夫騎手を鞍上に迎えて、米山特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月12日、中7週で迎えた12戦目は、錦秋特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大沢信夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、麒麟山特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大沢信夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大沢信夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた15戦目は、朝日岳特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で大沢信夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。