アグネスファスト（2005年生、母ファイトガリバー）

アグネスファスト（2005年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋速い、敏速な」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したファイトガリバーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月2日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエーシングレーソロに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月24日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

4歳（2009年）

9月27日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に敗れた。

11月14日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。