ホワイトヒロイン（2006年生、母オグリクェスチョン）

ホワイトヒロイン（2006年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母母名の一部＋女主人公」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したオグリクェスチョンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）稲葉牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方10戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の浅野川特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、稲葉牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、稲葉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

3歳（2009年）

5月24日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた4戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4歳（2010年）

4月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4五（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマイパンプキンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコメットシャワーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、浅野川特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャインジュエリーを異次元の末脚で3/4馬身差し切って2勝目をゲットした。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマカリイに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月12日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のペスタロッチに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ラブアスコットーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

2月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず14着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

5月8日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、復興を応援します双葉町（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、美味しく食べて応援します。笹かまぼこ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヒシハイグレードを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って制した。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、泰広・良子結婚記念カップ（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。