タニミエクィーン（1984年生、母サンターローザ）

タニミエクィーン（1984年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のキタノトウザイ（当時8歳）と交配したサンターローザが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は1986年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

6月22日、デビュー戦は三浦繁美騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦繁美騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモガミフラワーに約12馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳300万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で三浦繁美騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島芝1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3歳（1987年）

3月22日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長峰一弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。