ヒガシベルモント（1992年生、母オールテイアス）

ヒガシベルモント（1992年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチグローリー（当時6歳）と交配したオールテイアスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋ファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着4回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の陸奥湾特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月12日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のオースミバイアモンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月24日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3歳（1995年）

1月29日、中4週で迎えた3戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のふきのとう特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4月15日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた7戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこけもも賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の露草賞（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のひめゆり賞（中京芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたエストラード決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネイティブドリームを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

8月27日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4歳（1996年）

6月8日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、リメインスターにハナ差交わされて2着となった。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンヒルシチーを3/4馬身差し切って3勝目をマークした。

8月31日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV杯（函館芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊地昇吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月22日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた23戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったウララパープルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マチカネナナヒカリにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月15日、連闘で迎えた26戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5歳（1997年）

6月28日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（10戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

8月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月20日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた33戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。