エクセレントパレス（1999年生、母クスファスト）

エクセレントパレス（1999年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時9歳）と交配したクスファストが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回、地方25戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、小林量によって745.5万円で落札された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月12日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（2002年）

1月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

2月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したヒシアスカを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月11日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、シンデレラボーイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月1日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアースクエイクを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

8月11日、中7週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るボトムラインを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

9月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2003年）

3月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた18戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた19戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の六日町特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月12日、中8週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた21戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい18着に終わった。

12月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2004年）

6月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた23戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、みなづき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた24戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、荒尾青年会議所カップ（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた26戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤智久騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、嶋崎公治騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた28戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた29戦目は、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた30戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

6歳（2005年）

1月12日、中1週で迎えた31戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた32戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた33戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩永千明騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンシストーンから4馬身差の2着となった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた35戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた36戦目は、エフエム熊本特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた37戦目は、さつき特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた38戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた39戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は古泉悟騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月23日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた40戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた41戦目は、稲星山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2006年）

1月18日、中3週で迎えた42戦目は、一般C24（荒尾ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた43戦目は、一般C（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（8戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンセスパレスに半馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた44戦目は、一般C19（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（9戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた45戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩永千明騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた46戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。