ファンファンロマン（1986年生、母ホースロマン）

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は岩元市三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のフラワーサンライズに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月1日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳400万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩元市三騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

3歳（1989年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩元市三騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で岩元市三騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のエイシングローリアを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月18日、中3週で迎えた9戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。