ノムベサ（2012年生、母スマイルフォライフ）

ノムベサ（2012年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飲むベさ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時10歳）と交配したスマイルフォライフが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

3歳（2015年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3月7日、中7週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた3戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルケンカマツリに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルシゲスタチューをハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタサンサイモンに7馬身の差をつけて制した。

6月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で長田進仁騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で長田進仁騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で長田進仁騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシーセクションをアタマ差振り切って制した。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオアジリティーを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

10月12日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

12月6日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、カシオペア座特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた15戦目は、ケフェウス座特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマサタケゴールドに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4歳（2016年）

1月3日、連闘で迎えた16戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（11戦4勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（12戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカシノリデルをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月11日、中2週で迎えた18戦目は、ヒヤシンス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（13戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のカシノリデルを半馬身振り切って7勝目を手にした。

3月6日、中2週で迎えた19戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、チューリップ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のビラトリレディーを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。