エイシンイップー（2004年生、母マリアフアイヤー）

エイシンイップー（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一風」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時10歳）と交配したマリアフアイヤーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）越湖牧場。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、越湖牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,218万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、平井豊光によって2,520万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

6月25日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月16日、中7週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るスキマチェリーを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

4月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。3着に入った。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月17日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

4歳（2008年）

4月27日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月19日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。