ニッシンキット（2000年生、母クインパーソロン）

ニッシンキット（2000年6月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋道具」。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時21歳）と交配したクインパーソロンが25歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の一般C3 11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、星野清蔵によって210万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月13日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg増やして迎えた2戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイファーロベルトを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月8日、連闘で迎えた3戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で端勝成騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたエイコウビーナス決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で端勝成騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で端勝成騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で端勝成騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で端勝成騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で端勝成騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で端勝成騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3 11（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で端勝成騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジヤマシャークを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-8（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で端勝成騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カルストンスイートにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で端勝成騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

1月24日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた17戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた18戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2-10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は端勝成騎手（13戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。