オースミキャンデイ（1993年生、母キャンペンガール）

オースミキャンデイ（1993年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時5歳）と交配したキャンペンガールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

4月28日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバンブトンニースに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中6週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエムイーパンサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1997年）

2月9日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた4戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったスタニングブローにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月16日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンピンキーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。