スペースクルーズ（2011年生、母フィヨルドクルーズ）

スペースクルーズ（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宇宙旅行。父、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時17歳）と交配したフィヨルドクルーズが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、窪田康志によって1,680万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

8月10日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は574kg。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたテイエムコンドル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のダブルミッションに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月13日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタマモマズルカに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

11月16日、中4週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4歳（2015年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

8月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた8戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

10月11日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。