セキトシャンハイ（2002年生、母トキノスキー）

セキトシャンハイ（2002年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したトキノスキーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原ファーム。戦績は、地方19戦5勝2着3回。2005年の岩鷲賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岩手県馬主会によって378万円で落札された。

小笠原義巳厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2004年）

9月25日、デビュー戦は大坪慎騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のローレットリリーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、連闘で迎えた3戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳C1（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルハーバーからクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2005年）

4月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のラルムールを3/4馬身振り切って休み明けの一戦を物にした。

4月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストロングマーチに交わされて4馬身差の2着となった。

5月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウキヨバナレに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

6月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の岩鷲賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（盛岡ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4歳（2006年）

4月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナリタルートワンに3/4馬身交わされて2着となった。

4月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウワンテイオーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月8日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、緑風賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケアジュリーに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手にした。

6月24日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で沢田盛夫利騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

7月10日、中1週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた16戦目は、ジュライカップ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で沢田盛夫利騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

8月19日、中5週で迎えた17戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で沢田盛夫利騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で沢田盛夫利騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた19戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で沢田盛夫利騎手（13戦4勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。