ヒシアマン（2022年生、母アシュリン）

Hishi Aman

2022.02.26

ヒシアマン（2022年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+サンスクリットで『平和』という意味の人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時11歳）と交配したアシュリンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、阿部雅英によって1億780万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

7月27日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルテヴェローチェにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワールドキッスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、中8週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2025年）

8月9日、約9か月半の休み明けで迎えた4戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの厚岸特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエフォートレスに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月21日、中5週で迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメタルスピードを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月1日、中5週で迎えた6戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。