クリノビッグスカイ（2007年生、母パッションストーム）

クリノビッグスカイ（2007年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋大きい空」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したパッションストームが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害3戦0勝、地方14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、宮内牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、宮内牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

7月24日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月3日、中7週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

11月6日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月22日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダーインスレイヴを豪脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

1月26日、中4週で迎えた6戦目は、難波場外<毎週水・木>発売記念（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイユートルネードにアタマ差届かず2着となった。

4月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で有馬澄男騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月27日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で有馬澄男騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したアスタルテにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリュウノクロノスを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

11月6日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5歳（2012年）

1月22日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた27戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。