アマツカゼ（2001年生、母カーラー）

アマツカゼ（2001年1月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「天つ風　天を吹く風（百人一首より）」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時11歳）と交配したカーラーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、畠山牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、イヨ商事によって1,050万円で落札された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月30日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/不良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

3歳（2004年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

3月7日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

3月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

9月15日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったミラクルマッハに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリックチャーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のさざんか特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4歳（2005年）

5月11日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。