カネトシバニラ（2006年生、母インシステント）

Kanetoshi Vanilla

2006.03.03

カネトシバニラ（2006年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋香料」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のKheleyf（当時5歳）と交配したインシステントが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ストロベリーフィールドファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、兼松利男によって367.5万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月23日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のセンシュアルモードに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中3週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

3歳（2009年）

6月20日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7月26日、中4週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。16着に終わった。

10月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。