コスモグラウベ（2011年生、母Exquisite Beauty）

コスモグラウベ（2011年2月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋信念（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のBroken Vow（当時14歳）と交配したExquisite Beautyが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回、地方19戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月28日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったインヴォークに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のホッコーサラスターに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月30日、中2週で迎えた4戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、タガノグランパに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

9月20日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた9戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、P.ブドー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るインヴォークを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月29日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でP.ブドー騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月4日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

11月7日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

5歳（2016年）

1月7日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

1月25日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、湯河原梅林「梅の宴」特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた22戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた23戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた24戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた26戦目は、行水の池特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた27戦目は、二人の退職記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月10日、連闘で迎えた28戦目は、エイプリル特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた29戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山頭信義騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた30戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山頭信義騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月4日、中0週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山頭信義騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた32戦目は、一般A3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山頭信義騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた33戦目は、アールスメロン特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で山頭信義騎手（10戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた34戦目は、人間万事塞翁が馬特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山頭信義騎手（11戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた35戦目は、仁井田米特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた36戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山頭信義騎手（12戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた37戦目は、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた38戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（14戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。