ドクターデヴィアス（1989年生、母Rose of Jericho）

ドクターデヴィアス（1989年3月10日）は、アイルランドで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のAhonoora（当時14歳）と交配したRose of Jerichoが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外14戦6勝。1992年のチャンピオンステークス(愛・G1)に勝利した他、1992年のダービー(英・G1)を制するなど、G1級競走3勝を含む重賞4勝を挙げた。

経歴

2歳（1991年）

5月18日、L.デットーリ騎手を鞍上に据えて、19頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のDilumに3/4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月18日、P.エデリー騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のコヴェントリーステークス（イギリス・アスコット芝1207m）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったDilumから3馬身差の2着に敗北した。

7月11日、2歳戦のスーパーレイティヴステークス（イギリス・ニューマケット (ジュライコース)芝1408m）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のYoung Senorに3/4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月1日、2歳G3のヴィンテージステークス（イギリス・グッドウッド芝1408m）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のMade of Goldに1馬身半の差をつけて重賞初制覇を遂げる

10月2日、30頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったYoung Senorからアタマ差の2着に甘んじた。

10月18日、2歳G1のデューハーストステークス（イギリス・ニューマーケット芝1408m）に出走。G1級競走への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のGreat Palmに2馬身半の差をつけてG1初挑戦初制覇を達成した。

3歳（1992年）

4月16日、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクレイヴンステークス（イギリス・ニューマーケット芝1609m）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったAlnasr Alwasheekから1馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、3歳G1のケンタッキーダービー（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズ芝2012m）に出走。18頭立てのレースに臨んだ。7着に敗れた。

6月3日、3歳G1のダービー（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のSt. Joviteに2馬身の差をつけてG1・2勝目を挙げた。

6月28日、3歳G1のアイリッシュダービー（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったSt. Joviteから約11馬身3/4差の2着に敗北した。

8月18日、G1のインターナショナルステークス（イギリス・ヨーク芝2089m）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月13日、G1のチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のSt. Joviteを短アタマ差制してG1・3勝目をマークした。

10月4日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。18頭立ての6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月31日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・ガルフストリームパーク芝2414m）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月29日、C.マッキャロン騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。