ウッドビーキング（1993年生、母タイヨウスズラン）

ウッドビーキング（1993年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時19歳）と交配したタイヨウスズランが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着3回、地方7戦0勝。1996年のユニコーンステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

11月5日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったユーコーマイケルにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のウエスタンランボーに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（1996年）

1月28日、中6週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったハマフクオーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアイアムザウィナーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月17日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウザンフレームに約10馬身の大差をつけて久々の一戦をモノにした。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヨイチオーに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4歳（1997年）

6月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

7月13日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田村宏之騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5歳（1998年）

1月17日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村宏之騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた23戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着を確保した。

9月20日、中7週で迎えた25戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

6歳（1999年）

5月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月5日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畠山信一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた33戦目は、せきれい賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で畠山信一騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2000年）

6月19日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畠山信一騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。11着に敗れた。