ミカエルパシャ（2021年生、母ピースオブラヴ）

ミカエルパシャ（2021年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大天使の名+ギリシャ正教の復活祭。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したピースオブラヴが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。2024年の若駒ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ユタカ工業によって3,410万円で落札された。

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月9日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラケダイモーンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3歳（2024年）

1月20日、中8週で迎えた3戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、サンライズジパングに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月24日、中4週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

5月4日、中9週で迎えた5戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

6月22日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月26日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のステラクラウンをクビ差振り切って久しぶりの一戦を制した。