トーワベガ（2004年生、母トーワディステニー）

トーワベガ（2004年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したトーワディステニーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害18戦4勝2着2回。2010年の阪神スプリングジャンプ(JG2)に勝利した他、2010年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場なく17着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた5戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2008年）

6月8日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6月21日、中1週で迎えた7戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のサカイヤベンケイに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月12日、中2週で迎えた8戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月6日、中7週で迎えた9戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2009年）

3月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月10日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルテセウスに1馬身の差をつけて優勝

11月14日、中4週で迎えた15戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

12月12日、中3週で迎えた16戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウリュウケンからクビ差の2着に甘んじた。

6歳（2010年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセレスケイに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

3月13日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で北沢伸也騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリュウケンに2馬身半の差をつけて重賞初制覇を遂げる

4月17日、中4週で迎えた19戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/不良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で北沢伸也騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で北沢伸也騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったイコールパートナーからクビ差の2着に惜敗した。

11月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で北沢伸也騎手（13戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた22戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は14戦連続で北沢伸也騎手（14戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。