タイセイタイクーン（2009年生、母ターフィー）

タイセイタイクーン（2009年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母系の近親ラストタイクーンより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時10歳）と交配したターフィーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳C2五。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、田中成奉によって1,165.5万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月1日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3歳（2012年）

6月2日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月6日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のジパングティアラを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月27日、中2週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったブルードラゴンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアーリオオーリオを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月11日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4歳（2013年）

4月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ラッキーヤマザクラに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ユリアリーチに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた11戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ヘイアンレジェンドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた13戦目は、美味いわて奥州牛レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。