ビューティキンザン（1987年生、母ポリネシアンビユーテイ）

ビューティキンザン（1987年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時7歳）と交配したポリネシアンビユーテイが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

11月5日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では末脚がパッとせず18着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、シンシノブに交わされて1馬身半差の2着となった。

3歳（1990年）

7月29日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月22日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダイカツシモフサに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた7戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。