フジワンタイフーン（2015年生、母プリティキャサリン）

フジワンタイフーン（2015年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋台風、旋風」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したプリティキャサリンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、富士開発によって1,188万円で落札された。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月17日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月5日、中2週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月26日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトニーブリスに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2019年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた15戦目は、ありな賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた16戦目は、埼玉県養鶏協会会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤裕人騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた17戦目は、谷芳之退職記念（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤裕人騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤裕人騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた19戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、馬も元気です!春の八幡平記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月12日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のナムラドリーに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

7月22日、中1週で迎えた22戦目は、ライオンズクラブ杯（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた23戦目は、カルッツパラスポ・サマーフェスタ開催記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月22日、中8週で迎えた24戦目は、川崎競馬秋のトリプルチャンス賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（10戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた26戦目は、道の駅「清川」開所4周年記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（11戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5歳（2020年）

1月31日、中9週で迎えた27戦目は、二子玉川ライズ杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた29戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた30戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

2020年4月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。