ジアース（1997年生、母ライトスイート）

The Earth

1997.05.07

ジアース（1997年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時11歳）と交配したライトスイートが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地9戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の大濠特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスティーダンスをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

2月13日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のエリモロマンスをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

4月30日、中4週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

4歳（2001年）

6月2日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の舞子特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたミスターサウスポー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月11日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のヒシシャインに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイスワンダーに1馬身3/4の差をつけて優勝