テイエムマグマ（2018年生、母エーシンピュリティ）

テイエムマグマ（2018年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+マグマ」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時17歳）と交配したエーシンピュリティが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月6日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高倉稜騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったユアヒストリーを3/4馬身捉え切れず2着となった。

3歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高倉稜騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウキリモンに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月7日、中4週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月3日、中7週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月21日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高倉稜騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高倉稜騎手（13戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハイラブハンターに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2022年）

1月30日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高倉稜騎手（14戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

2月6日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高倉稜騎手（15戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイツカハシャチョウをクビ差振り切って優勝

3月27日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの鈴鹿ステークス（中京ダート1900m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で高倉稜騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

5月14日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で高倉稜騎手（17戦3勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスレイマンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で高倉稜騎手（18戦3勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で高倉稜騎手（19戦3勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフラーレンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で高倉稜騎手（20戦3勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの尾頭橋ステークス（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で高倉稜騎手（21戦3勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で高倉稜騎手（22戦3勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で高倉稜騎手（23戦3勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月19日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で高倉稜騎手（24戦3勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

5月13日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、4歳以上3勝クラスの上賀茂ステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で高倉稜騎手（25戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月8日、中7週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で高倉稜騎手（26戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた29戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のパドカトルに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月8日、中3週で迎えた31戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝3170m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年10月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。