アヤメ（2004年生、母アサガオ）

アヤメ（2004年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花名。花言葉は『よき便り』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時16歳）と交配したアサガオが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地17戦1勝、地方19戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月7日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

3歳（2007年）

3月3日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のトオノギャルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

12月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた11戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた16戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーンスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月11日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた22戦目は、マーガレット特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた24戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた25戦目は、あやめ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた26戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた27戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた29戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、カンナ特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた30戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた31戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた32戦目は、りんどう特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた33戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた34戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた35戦目は、ローズ特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた36戦目は、長崎街道神埼宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。