ハッピーメモリーズ（2011年生、母フローラルジュノー）

ハッピーメモリーズ（2011年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「懐かしい思い出」。毛色は芦毛。種牡馬のアルカセット（当時11歳）と交配したフローラルジュノーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、競優牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月14日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2014年）

1月11日、中3週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のローレルラシームをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月31日、中9週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた7戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月30日、中3週で迎えた8戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したブレイヴフィートを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた10戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月24日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったナムララオウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた16戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（8戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイクラトロを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月21日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5歳（2016年）

2月27日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（10戦2勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた21戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウケイアローにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月15日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（11戦2勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

6月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（12戦2勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月30日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモボアソルテをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（13戦2勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6歳（2017年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（14戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

11月12日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（16戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7歳（2018年）

11月5日、約12か月の休み明けで迎えた32戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、大福山賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた33戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

8歳（2019年）

1月18日、中4週で迎えた34戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、☆ジュエルミネーション賞☆（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。