モエレプルトス（2003年生、母エターナルビート）

Moere Plutus

2003.03.16

モエレプルトス（2003年3月16日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時17歳）と交配したエターナルビートが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡追分町、生産者は追分ファーム。戦績は、地方6戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中村和夫によって1億3,125万円で落札された。

山崎尋美厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2006年）

10月31日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユメノタマテバコを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月14日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルエットローマンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

4歳（2007年）

3月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2-12 13 14（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンサルトに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4月12日、中5週で迎えた4戦目は、一般C2-10 11 12（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルマズラーに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

5月15日、中4週で迎えた5戦目は、扇島特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったトレゾアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシキンハイを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。