バイシクルキック（2018年生、母トリプルアクト）

Bicycle Kick

2018.03.01

バイシクルキック（2018年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「サッカーにおけるキックの一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時9歳）と交配したトリプルアクトが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、OneStepによって1,479.6万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月4日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のセイウンダイモスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月12日、中9週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのアスター賞（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月21日、中9週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2021年）

3月28日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのしゃくなげ賞（新潟芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月11日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

4歳（2022年）

2月13日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月20日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月17日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた12戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月3日、中6週で迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月4日、中8週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた15戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。18着に敗れた。

2022年10月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、チェミンさん誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、カイジンウェーヴにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、お土産にはハッピー君ぬいぐるみ♪賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピースイギーを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた18戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、香林坊ツリー・ファンタジー特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、OneStepによって1,479.6万円で落札された。

鋤田誠二厩舎（金沢）へ入厩。

3月28日、デビュー戦は魚住謙心騎手を鞍上に据えて、楽天競馬の特産品エントリーは本日まで!賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。