ラシアンルーラー（1991年生、母クレハサカエ）

ラシアンルーラー（1991年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラシアンボンド（当時5歳）と交配したクレハサカエが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の室町特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

8月15日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、アポロステップにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲストハンターに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた5戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月11日、中1週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3歳（1994年）

1月5日、中3週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若菜賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

5月14日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳500万下のあやめ賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の横津岳特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のセンリョウコバンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月20日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の平安建都1200年記念（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、エイシンルイジアナにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1995年）

1月16日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロングツルギをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（9戦3勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、武庫川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

6月25日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（10戦3勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた26戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（11戦3勝）。17頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（13戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（1996年）

1月15日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（14戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月18日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、5歳以上900万下の穂高特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（15戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（17戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

8月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、佐々木学騎手を鞍上に迎えて、サーフサイド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月14日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた36戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木学騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた37戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木学騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた38戦目は、佐藤正晃騎手を鞍上に迎えて、仲冬賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。