ファンシークイーン（2013年生、母ユウアールシー）

ファンシークイーン（2013年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「しゃれた女王様」。毛色は芦毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時11歳）と交配したユウアールシーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷川一男。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2三。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月19日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

2月21日、中4週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた3戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた4戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一期一会特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた5戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、香川県馬事協議会特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネルレジストルにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3月26日、連闘で迎えた6戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさらば佐竹小夜子特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた7戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた8戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオオヤマザクラまつり賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インパットにアタマ差交わされて2着となった。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の一般社団法人アースメイト賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ロジネオに交わされて2馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグランドクルー賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルバ賞（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた14戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、フェアリーランドにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンナシュアに交わされて4馬身差の2着となった。

8月28日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサツキハイセンスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月4日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、サムライに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、連闘で迎えた19戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

9月19日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた21戦目は、希望郷いわて国体開催記念八幡平市賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた23戦目は、花菜好き胡蝶蘭賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた27戦目は、アクエリアス賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（12戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（13戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2三（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドクトルカルミアをハナ差振り切って制した。

11月28日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた31戦目は、芳醇アップル賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた34戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4歳（2017年）

1月7日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。