マイティーコスモス（1999年生、母ブリズントゥアウィン）

マイティーコスモス（1999年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のエルハーブ（当時8歳）と交配したブリズントゥアウィンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日進牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、世賀聖啓によって441万円で落札された。

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

11月11日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/不良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のロコグリーンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2002年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の朱竹賞（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた5戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5月25日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

7月21日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

12月29日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

4歳（2003年）

2月1日、中4週で迎えた11戦目は、鴬特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた12戦目は、桂浜特別（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月3日、中0週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ戦のひな祭り特別（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月22日、中6週で迎えた14戦目は、豊島区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、りょうけん座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1十11（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。