ハナランマン（1995年生、母ファイトボロン）

ハナランマン（1995年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時13歳）と交配したファイトボロンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の石狩特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

5月17日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた2戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタガノメグミを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月8日、中4週で迎えた5戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず最後はマイネカトリーヌと並んで8着同着となった。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

12月17日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、’98フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（1999年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

1月16日、中0週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、5歳以上500万下の二王子岳特別（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のエッコを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

6月19日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたリトルハーモニー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ロードクロノスに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月4日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドラゴンマーテルを3/4馬身差し切って3勝目を手にした。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。