サジターリオ（2002年生、母Impruneta）

Sagittario

2002.03.16

サジターリオ（2002年3月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名のインプルネータ村でとれるオリーブオイルの名」。毛色は栗毛。種牡馬のスピニングワールド（当時9歳）と交配したImprunetaが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額2,940万円（5.88万×500口）で一口馬主が募集された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトロピカルシャドウをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

3月5日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の月桂樹賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月28日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

7月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月11日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。