リワードモンシェリ（2005年生、母リワードニンファ）

リワードモンシェリ（2005年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛しい人（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したリワードニンファが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）リワード。戦績は、中央平地20戦1勝、中央障害1戦0勝、地方14戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月26日、中7週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた4戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

8月16日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のフェルガーナに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3月22日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は千葉直人騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月22日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた14戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岩船特別（新潟芝2200m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、6着を確保した。

5歳（2010年）

1月10日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月2日、約8か月の休養明けで迎えた20戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、摂郎マミ結婚記念特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、奥物部もみじ祭り特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったリワードアルコンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、三原村どぶろく特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた24戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキングルーキーに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、須崎かわうその里特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったリワードアルコンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月25日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオースミショウサンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗れた。

6歳（2011年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

1月22日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた29戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、本山町帰全山公園特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したポルカドットに半馬身届かず2着となった。

2月4日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた31戦目は、高知デコポン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベルスウィフトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月28日、中9週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた34戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた35戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。