ワンダークロユリ（2003年生、母ヤエノオトメ）

ワンダークロユリ（2003年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋黒百合」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時10歳）と交配したヤエノオトメが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方8戦0勝。

経歴

デビュー前

2歳のとき、鮫川牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山本信行によって262.5万円で落札された。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月20日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月24日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3歳（2006年）

1月26日、中4週で迎えた3戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月9日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月4日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティーステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず最後はデイトレーダーと並んで11着同着となった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた12戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C23（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。