エアウィンスレット（1996年生、母ダイナエトワール）

エアウィンスレット（1996年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したダイナエトワールが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

3月13日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンドハーブに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で高田潤騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で高田潤騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高田潤騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4歳（2000年）

6月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高田潤騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、鈴蘭特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた14戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。