サブトゥエンティ（2012年生、母ライラプス）

サブトゥエンティ（2012年1月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女性トップランナーがフルマラソンを２時間１０分台で完走すること」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したライラプスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦2勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

8歳のとき、ノーザンレーシングから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、テクノファームによって2,970万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月8日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタムロミラクルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月28日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた4戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4歳（2016年）

1月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3月19日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月17日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

5月21日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウナゴミを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。