ライオネスビアンカ（2003年生、母マルターズビアンカ）

ライオネスビアンカ（2003年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名より＋母名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のマルターズライオン（当時6歳）と交配したマルターズビアンカが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の一般C3。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた2戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

12月16日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2007年）

1月2日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月2日、中1週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウツミロバリーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた11戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスズカウイッシュを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビクスバイトを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

7月22日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラスキッドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レオヤマトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミキティースマイルを上がり0位の末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

9月23日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、小岩井クリーミーカマンベールチーズ杯（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。