ノーリグレット（2001年生、母ユニバース）

ノーリグレット（2001年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「後悔しない」。毛色は鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時9歳）と交配したユニバースが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地20戦0勝2着3回、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般C1七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村和夫から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月11日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り小雨/重）に出走。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

10月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3歳（2004年）

2月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた11戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.オリヴァー騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒカルマチェンドラを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた13戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたサンワードローマン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワマジックにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、連闘で迎えた16戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2005年）

3月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、エルモアーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中1週で迎えた18戦目は、こぐま座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモツェッペリンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月29日、中6週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、夏霞特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、さそり座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた21戦目は、風待月特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2006年）

4月10日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1200m 雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた23戦目は、一般C1七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイワオリエントを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、おおかみ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、やぎ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

6歳（2007年）

6月17日、約9か月の休養明けで迎えた30戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

7歳（2008年）

9月21日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた32戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。