ローランレヴュー（2003年生、母バトルカグヤ）

ローランレヴュー（2003年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時7歳）と交配したバトルカグヤが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。戦績は、中央平地2戦0勝、地方24戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の一般B2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、多田善弘から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、斉藤敏博によって682.5万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月18日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3歳（2006年）

2月26日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

8月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスザナドゥに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビッグワンモアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月19日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアトワンスヒロを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンザンセイザに5馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4歳（2007年）

3月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から35kg減らして迎えた8戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンリトルトンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスズカウイッシュを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤクモブライトに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月15日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、一般C1七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモユリウスに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1二（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリカッシーニに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラプラシアンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルソルダネラを3/4馬身振り切って7勝目を掴み取った。

5歳（2008年）

1月20日、中7週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（福山ダート1250m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた18戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた19戦目は、一般B2二（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2二（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2二（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（12戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメキメッサーに1馬身の差をつけて制した。

6月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2一（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

7月14日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、擬宝珠レース（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（14戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた26戦目は、前沢夏まつりレース（水沢ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（15戦5勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。