スーパーペペ（1994年生、母テスコシルバー）

スーパーペペ（1994年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイナガリバー（当時11歳）と交配したテスコシルバーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回、地方4戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

3歳（1997年）

3月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のトヨサンブランドに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月31日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

11月30日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたエリモシェーバー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（1998年）

1月10日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武幸四郎騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったパノラマオーから1馬身差の2着となった。

3月18日、中3週で迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武幸四郎騎手（8戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、スノーブライダルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、燕特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（9戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンシングロードから1馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（10戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イシヤクモンドに交わされて1馬身差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（11戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた18戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

12月26日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（12戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（1999年）

1月7日、中1週で迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップディアナA賞（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（13戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。