テスタロッサトップ（1990年生、母キタノラベンダー）

テスタロッサトップ（1990年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時13歳）と交配したキタノラベンダーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は小倉悟。戦績は、中央平地17戦1勝2着3回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は1993年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

宮本悳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

6月27日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

8月10日、中1週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月22日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月5日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったロッコーフラッシュにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトリノマドンナにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（7戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスズノスケに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

3歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた14戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた16戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイロアを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月18日、中8週で迎えた18戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた19戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた20戦目は、真島元徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系5歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、成富泰樹騎手を鞍上に迎えて、アラ系5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成富泰樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた24戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた25戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。