エスエムバロン（1983年生、母アイテイクイン）

エスエムバロン（1983年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のインターメゾ（当時17歳）と交配したアイテイクインが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地11戦2勝、地方12戦2勝。主な勝ち鞍は1986年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

武田文吾厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

7月6日、デビュー戦は4歳未勝利（中京芝2000m 曇/不良）に出走。馬体重は476kg。鞍上は菅谷正巳騎手。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

7月26日、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月6日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウイナーシチーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月4日、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月19日、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

11月9日、4歳以上400万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャントレールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を決めた。

11月29日、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅谷正巳騎手。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

12月20日、4歳以上900万下の冬至特別（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅谷正巳騎手。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず最後はサイコーロマンと並んで8着同着となった。

4歳（1987年）

1月5日、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で菅谷正巳騎手。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

1月25日、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で菅谷正巳騎手。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

2月8日、5歳以上900万下（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅谷正巳騎手。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5歳（1988年）

1月31日、一般A6（紀三井寺ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は舞木強騎手。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月28日、一般A6（紀三井寺ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で舞木強騎手。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月28日、一般A6（紀三井寺ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で舞木強騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジャパンアドニスに8馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

5月28日、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は松原義夫騎手。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月10日、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月27日、一般C1ハ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月16日、一般C1ハ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のネバーボーイに半馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

8月28日、鈴蘭特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松原義夫騎手。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月2日、一般B2 C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月22日、一文字菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月6日、養老特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月20日、雷鳥特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。