マイネルプレシャス（2000年生、母マリーゴールド）

マイネルプレシャス（2000年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋貴重な、値打ちある」。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時23歳）と交配したマリーゴールドが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、中央平地16戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,700万円（17万×100口）で一口馬主が募集された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

5月4日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた4戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワーポリティクスを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

9月21日、連闘で迎えた10戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

10月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4歳（2004年）

5月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

6月13日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月4日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の鳴海特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。