ハヤブサレジェンド(2015年生、母イチゴイチエ)
Hayabusa Legend
2015.02.08
ハヤブサレジェンド(2015年2月8日)は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+『伝説』になる馬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ(当時12歳)と交配したイチゴイチエが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2020年のBSN賞(オープン ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。
伊藤圭三厩舎(美浦)へ入厩。
2歳(2017年)
6月4日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬(東京芝1600m 晴/良)に出走。馬体重は498kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。
8月12日、中9週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利(札幌ダート1700m 雨/稍重)に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサージュミノルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
9月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利(札幌ダート1700m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手(1戦0勝)。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーツーに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。
4歳(2019年)
2月2日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下(東京ダート1400m 晴/稍重)に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手(2戦1勝)。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
2月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上500万下(東京ダート1300m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手(3戦1勝)。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。
4月20日、中8週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下(東京ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は田辺裕信騎手(1戦0勝)。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のデルマシャンパンに4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
5月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下(東京ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手(2戦1勝)。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。
11月17日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス(東京ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手(3戦1勝)。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。
12月8日、中2週で迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浜名湖特別(中京ダート1800m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。
5歳(2020年)
2月2日、中7週で迎えた10戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス(東京ダート1400m 晴/良)に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。
2月22日、中2週で迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス(京都ダート1800m 曇/不良)に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。
4月11日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯(福島ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は菊沢一樹騎手(1戦0勝)。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、キタサンタイドーに3/4馬身交わされて2着となった。
5月3日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの白河特別(福島ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手(2戦0勝)。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて先頭に躍り出て、最後は2着のフィルストバーンに2馬身半の差をつけて優勝
7月4日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス(福島ダート1700m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手(3戦1勝)。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のブランクエンドをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
8月29日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞(新潟ダート1800m 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手(4戦2勝)。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ロードブレスに半馬身交わされて2着となった。
6歳(2021年)
3月21日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、名古屋城ステークス(中京ダート1800m 小雨/不良)に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手(5戦2勝)。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。