ヨドノテイオー（2003年生、母ヒロノクーニャン）

ヨドノテイオー（2003年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「淀の帝王」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時15歳）と交配したヒロノクーニャンが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原一也。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の胎内川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、漆原正道から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、海原聖一によって367.5万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月5日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマイネルアラバンサに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウエスタンホーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月25日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のクールビスティーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月23日、中3週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4歳（2007年）

3月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダブルティンパニーを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

12月8日、約7か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2008年）

12月27日、約13か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。